ある研修担当者のブログ

ビジネスパーソンの成長に関することを書いてます。

残業しないで会社を出たら本を読む時間をつくれてすごくよかった

今日は17:30から会社の近くで予定を入れていたので、17:20に会社を出ました。

 

予定を済ませて家に着いたのが19:00くらい。たっぷり時間があったので、長らく積ん読になってた本を1冊読み終えることができました。

 

このことから思ったのは、できるだけ早い時間に会社を出ると、まだエネルギーが余っているので、インプット(読書とか)やアウトプット(ブログ書くとか)に時間を充てることができてすごく良いな、ということです。遅くまで働くとエネルギーを使い果たしてしまうため、その後に本を読むのは、私にはできません(疲れ切っててそんな気が起きない)。

至極あたりまえのことなんですが、最近できてなかった分、なんだか感じ入るものがありました。

 

アウトプットするためには、インプットが不可欠です。インプットが欠乏するとアウトプットも貧しくなります。なので、インプットの時間を意図的につくることは、質の高いアウトプットを生み出すための助走だといえます。

 

これからはもっと早く会社を出て、インプットするようにしよう。

過ぎたことを振り返ることには良い面もある

「過ぎたことを振り返るのは無駄なことだ」という言説をよく目にします。「過去なんて変えようがないんだから、考えてもしょうがないだろ。オレは未来にしか興味はない」という人もいます。

 

一方で、私は過去を振り返ってしまうタイプの人間です。過去の失敗を思い出しては「なんであんなこと言っちゃったんだろう…死にたい……ぅわあああ」と大声で叫びたくなることが頻繁にあります。

 

で、これまでは、そんな自分があまり好きではなかったのですが、最近は「過去を振り返るのって、そんなに悪いことではないんじゃないか?」「むしろ過去の失敗を振り返ってそこから教訓を得るのは、成長するために不可欠なのでは?」と思うようになりました。すると、少し気が楽になりました。

 

もちろん自己嫌悪に陥っているだけではダメで、「同じような思いをしないために今後どうするか」とか「この失敗から何を学んだか」を言葉にすることが大切です。私の場合、Googleスプレットシートにメモすることが多いですね。

 

不思議なもので、書き出して頭の外に出すことで、自己嫌悪からの立ち直りが早くなるのを感じます。さすがに「書き出す→即全回復!」とはならないのですが、回復に要する日数は、書き出さない場合と比べて少なくなります。(参考→ジャーナリングの習慣を始めてみませんか? | ライフハッカー[日本版]

 

私と同じように「昔の失敗を思い出して自己嫌悪に陥ってしまう…」というタイプの方にはオススメです。

やりたいことに出会える可能性を上げる方法

私は2つあると思ってます。

 

①「絶対にやりたくないこと」を思いつくかぎり書き出す

②振られた仕事は断らない

 

就活中の学生さんや若いビジネスパーソンに向けて書いていきます。

 

①「絶対にやりたくないこと」を思いつくかぎり書き出す

「僕がやりたいことってなんだろう?」と考えてみても、なかなか浮かんでこないものですよね。でも「僕はこれだけは絶対にやりたくない!」ということは、不思議とスラスラ浮かんできたりするものです。そこで、自分がやりたくないことを思いついた順に紙に書き出していきます。例えば「飛び込み営業はやりたくない!」とか「新人研修と称して品川駅で名刺交換させるような会社では働きたくない」とか、少し抽象度を上げると「誰に感謝してもらえるのか実感できない仕事はしたくない」とか。あらかた出し尽くしたところで、それらを眺めていると、やりたいこと(仕事)らしきものがボンヤリ浮かび上がってくる、というものです。仮に浮かび上がってこなかったとしても、回避した方がいい選択肢は明らかになります。

もちろん、やりたいことは見つけたいと願えばすぐに見つかる、というものではありません。しかし、だからといって何の考えもなしに自分のキャリアを選ぶよりは「自分が絶対にやりたくないこと」を避けた上で選んだ方が、やりたいことに出会える可能性を高められるのではないでしょうか。

 

②振られた仕事は断らない

私はこれで自分がやりたいことに出会ったクチです。私は大学卒業後から5、6年くらい法人営業をやっていたのですが、残念なことに私には営業センスがありませんでした。成果を出せず、毎日のように上司に詰められ、精神的にも追い込まれていた私を見かねた当時の事業部長から、カスタマーサポート部署への異動を打診されました。私は乗り気ではなかったのですが、成果を出していない私に拒否権などあるはずもなく。はじめは後ろ向きだったカスタマーサポート業務でしたが、取り組むうちにその奥深さに気付き始め、だんだんと楽しくなってきました。すると、成果も出始め、周囲からの見る目も変わり、新しい仕事に挑戦する機会も与えてもらえるようになりました。私には異動での成功体験があったので、与えられる機会はできるだけ断らないようにしました。その一環で取り組んだセミナー講師の仕事がきっかけになって、やりたいこと(人材育成)に出会い、今に至ります。

今になって思えば、営業からカスタマーサポートへの異動を打診されたときに、私に拒否権がなかったのが幸運だったと思います。もし拒否していたら、 毎日楽しく働けている今の私はないでしょう。異動を打診してくれた当時の事業部長には今も感謝しています。

学生時代の私には、今の私の姿は想像できないと思います。就活のとき、人材育成なんて考えてもいませんでした。よく「やりたいことを見つけたければ目の前の仕事に精一杯打ち込め」といわれますが、これは真理だと思います。